【まるで花手水】つまみ細工とビーズ編みで作る華やかなガクアジサイのブローチの作り方

つまみ細工を作るコツ

今年の梅雨入りは例年より早く、5月末でした。

梅雨の時期は、雨が降りじめじめした天気ですが、色鮮やかに咲く紫陽花は、ぱっと明るい気分にさせてくれます

今回は、身につけると紫陽花のように明るい気分で過ごせるような、ガクアジサイのブローチの作り方を紹介します。

作るために必要な材料

ビーズと透かしパーツはParts Club(パーツクラブ)で購入しました。

テグスと厚紙は、100円ショップでも手に入ります。

布は、薄手の綿ローンがおすすめです。オックスやシーチングでも作れますが、布の厚みがあると折り重ねるときに扱いにくく、作りにくく感じるかもしれません。

ガクアジサイを作るために必要な材料

  • シードビーズ丸小 38個
  • チェコビーズ ファイアポリッシュ 3mm 18個
  • アクリルビーズ クリア 6mm 3個
  • テグス2号
  • 透かしパーツ(座金) 直径20mm 1枚
  • 綿ローン布 13mm角 40枚
  • 厚紙 直径6mm 8枚
  • 厚紙 直径20mm 1枚
  • 綿ローン布 4cm角 1枚
  • ブローチ台 丸皿 直径20mm 1個
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つまみ細工を作るために必要な材料

つまみ細工作りやアクセサリー作りに必須な道具や材料です。

手芸ショップやネット、100円ショップでも購入できます。

ぜひ揃えてみてください。

  • 精密ピンセット(先がとがっているもの)
  • 木工用ボンド(速乾性がおすすめ)
  • 2液性エポシキ樹脂の接着剤
  • ボンドを出すようのカップ(私はシリコン製のお弁当カップを使い回しています)
  • つまようじ
  • 濡らした手拭い(手についたボンドを拭き取る用)
  • 目打ち(土台などにワイヤーを通す穴を開けるために必要)
  • 手芸用ハサミ(布が切れるもの)

①ビーズ編みで作るガクアジサイの真花

まず始めに、ビーズを編んでガクアジサイの真花と呼ばれるつぶつぶの部分を作ります。

シードビーズ丸小(ボヘミアンメタリック系)30個、チェコビーズファイアポリッシュ3mm(アメジストAB・オーロラ)18個、テグス2号はおよそ50cm用意します。

花びらを紫系にしたかったので、カラーは渋めの色を選びました。

ワンポイント

テグスの先をマジックペンで黒く塗っておくと、テグスの先がわかりやすくなってビーズを通しやすくなりますよ。

左のテグスに、丸小ビーズ1個通します。

右のテグスに、ファイアポリッシュ1個+丸小ビーズ1個+ファイアポリッシュ1個+丸小ビーズ1個の順に通します。

片方のテグスにファイアポリッシュ1個を通して、もう片方のテグスを反対側の穴から通すようにして、テグスを引っ張ります。

すると、ビーズの輪っかができます。

テグスは交差しないように真っ直ぐ揃えて、次のビーズを通します。

左のテグスに、丸小ビーズ1個を通します。

右のテグスに、丸小ビーズ1個+ファイアポリッシュ1個+丸小ビーズ1個の順に通します。

片方のテグスにファイアポリッシュ1個を通して、もう片方のテグスを反対側の穴から通すようにして、テグスを引っ張ります。

2個目のビーズの輪っかができました。

先程と同じように、ビーズを通すのを2回繰り返します。

3個目のビーズの輪っかができました。

4個目のビーズの輪っかができました。

左のテグスに、丸小ビーズを1個通します。

ビーズを通したテグスをファイアポリッシュに通して引っ張ります。

テグスは緩みやすいので、しっかりと引っ張っておきます。

左右のテグスに、それぞれ丸小ビーズ1個を通します。

片方のテグスにファイアポリッシュ1個を通して、もう片方のテグスを反対側の穴から通すようにして、テグスを引っ張ります。

ここで、ひと休憩。

後半を編んでいきます。

左のテグスに、丸小ビーズ1個を通します。

右のテグスに、丸小ビーズ1個+ファイアポリッシュ1個+丸小ビーズ1個の順に通します。

片方のテグスにファイアポリッシュ1個を通して、もう片方のテグスを反対側の穴から通すようにして、テグスを引っ張ります。

ビーズ編みの周りに、さらに輪っかができていくイメージで作っていきます。

左のテグスに、丸小ビーズ1個を通します。右のテグスに、丸小ビーズ1個+ファイアポリッシュ1個+丸小ビーズ1個の順に通します。

片方のテグスにファイアポリッシュ1個を通して、もう片方のテグスを反対側の穴から通すようにして、テグスを引っ張ります。

すると、こんな感じに。

左のテグスに丸小ビーズ1個を通します。

丸小ビーズを通したテグスを、ファイアポリッシュ1個に通します。

すると、こんな感じに。

左右のテグスに、それぞれ丸小ビーズ1個を通します。

片方のテグスにファイアポリッシュ1個を通して、もう片方のテグスを反対側の穴から通すようにして、テグスを引っ張ります。

すると、こんな感じになります。

あと一息です。

左のテグスに、丸小ビーズ1個を通します。

右のテグスに、丸小ビーズ1個+ファイアポリッシュ1個+丸小ビーズ1個の順に通します。

片方のテグスにファイアポリッシュ1個を通して、もう片方のテグスを反対側の穴から通すようにして、テグスを引っ張ります。

すると、こんな感じになります。

左のテグスに丸小ビーズ1個を通して、

丸小ビーズを通したテグスを、ファイアポリッシュ1個に通します。

最後のひと編み。

左右のテグスに、それぞれ丸小ビーズ1個を通します。

片方のテグスにファイアポリッシュ1個を通して、もう片方のテグスを反対側の穴から通すようにして、テグスを引っ張ります。

これで、ビーズでガクアジサイの真花が編めました。

片方のテグスをビーズの輪っかに通して、もう片方のテグスと結んだら完成。

ポイント
  • テグスは解けやすいので、2回以上しっかりと結んでくださいね。
  • テグスを切るときには、周りのビーズに通してから切ると、結び目が隠れてきれいな仕上がりになります。

②菱つまみで作るガクアジサイの装飾花

次に、菱つまみでガクアジサイの装飾花と呼ばれる周りの花を作ります。

【剣つまみの応用編】菱つまみの折り方

菱つまみは剣つまみの応用です。

途中までは剣つまみと同じ折り方になっています。

綿ローン布13mm角32枚、木工用ボンド、ボンドを出す入れ物、精密ピンセット、つまようじ、濡らした手ぬぐいを用意します。

正方形の布をピンセットで挟みます。

布を下から上に折ります。

ピンセットは優しく抜いて、

布の向きを変えます。

(反時計回りに90度、向きを変えます。)

もう一度、ピンセットで挟んでから、布を下から上に折ります。

ピンセットを優しく抜いて、

布の向きを変えます。

(今度は、時計回りに90度向きを変えます。)

布の真ん中をしっかりとピンセットで挟んで、

布を下から上に向かって折ります。

このとき、布の角と角はしっかり合わせてください。

今度は180度向きを変えて、

わの部分が1mmはみ出すようにして、斜めにピンセットで挟みます。

下から広げるように、布を上に向かって折ります。

親指と人差指でしっかりと押さえて持ち、ピンセットを優しく抜きます。

布の角が重なるところに、ボンドを塗ります。

親指と人差指でしっかりと押さえて持ちます。

速乾性ボンドなら30秒ほどでひっつきます。

心配な場合は、乾くまでミニクリップで挟んでおくとよいです。

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ボンドが乾いたら、はさみで余分な布を切ります。

全部で32枚、同じように花びらを作っておきます。

【ワイヤーの代わりに】つまみ細工のアクセサリー作りにはテグスがおすすめ

つまみ細工を作るときは、土台にワイヤーをつけたものを「おちりん」と呼んでいます。

アクセサリーを作るときには、ワイヤーだと曲げたり固定したりが難しいので、ワイヤーの代わりにテグスを使います。

穴あけパンチを使うと、ちょうど直径6mmの円が作れます。厚紙をパンチングして、8個用意します。

綿ローン布13mm角の残り8枚に、ボンドで円を貼り付けます。周りの布をはさみで切って、丸くします。

周りの布にボンドをつけて、内側に向かって折ります。

目打ちを使い、真ん中に穴を開けておきます。

これで土台の完成。

両面テープを貼りつけたつまみ細工プレートに、土台を貼りつけます。

つまみ細工プレートについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ボンドを薄く塗り、花びらをのせていきます。

同じものを8個作ります。

ボンドが乾いたら、

目打ちを使い、花の真ん中に穴を開けます。

テグスおよそ20cmを用意し、丸小ビーズ1個を通します。

ビーズを通したテグスの両端とも、花の真ん中に開けた穴に通します。

するするっと。

同じように、残りの花にもテグスを通していきます。

③透かしパーツに固定してガクアジサイが完成

①と②で作ったものを透かしパーツに固定してガクアジサイを完成させます。

アクリルビーズクリア3個使います。テグスはおよそ30cm用意し、クリアビーズ2個通します。

3個目のクリアビーズは、両側からテグスを通します。テグスをしっかりと引っ張り、

片方のテグスを2つのビーズに通して、テグスを2回以上しっかりと結びます。

結んだあとテグスは切らずに透かしパーツ(座金)に通して、クリアビーズを固定します。

テグスは緩みやすいので、しっかりと引っ張りながら2回以上結びます。

結んだあとテグスは切らずに、残りのクリアビーズにも通して、透かしパーツの裏側でテグスを結ぶようにして固定します。

しっかりと固定できたら、余ったテグスを切ります。

テグスをおよそ20cm用意します。

透かしパーツに固定したクリアビーズの上に、①で編んだビーズを被せます。

編んだビーズの端にテグスを通して、透かしパーツに固定します。

編んだビーズは、透かしパーツの外側からひとつ内側の穴にテグスを通して固定します。

一番外側の穴には、花びらを固定します。

表からテグスをそれぞれ違う穴に通して、

しっかりと引っ張りながら裏側で2回以上結びます。

テグスはギリギリではなく、5mmくらい残して切ります。

8個の花、すべて固定できました。

④ブローチ台への固定

③で作ったガクアジサイを身に着けられるように、ブローチ台へ固定します。

ブローチ台、厚紙、綿ローン布4cm角1枚、ボンドと接着剤を用意します。

ブローチ台の皿の大きさに合わせて、厚紙を切ります。

厚紙を布に貼りつけて、周りの布を丸く切ります。

周りの布にボンドを塗って、内側に折りながら貼りつけます。

余った布は、はさみで切ります。

ブローチ台の皿の中にボンドを塗ります。

布を貼りつけて、その上にボンドを塗って、さらに厚紙を小さく切ったものを敷きつめます。

その上に、布を貼った厚紙をボンドで貼りつけてしっかりと押さえます。

土台付きブローチ台の完成です。

土台付きブローチ台に接着剤をはみ出さない程度にたっぷりと、つまようじを使い薄く伸ばします。

③で作ったガクアジサイの透かしパーツの裏側にも接着剤を塗ります。

このとき、接着剤がテグスの結び目にもいきわたるように塗ると、テグスがほどけずに壊れにくくなります。

接着剤を塗った面同士がぴったりと合うように、ブローチ台とガクアジサイを貼り合わせます。

接着剤が乾いて固定されるまでしばらくの間、しっかりと押さえておきます。

使っている接着剤は、5分くらいで固定されるので5分間はしっかりと押さえます。

布と金属を接着するならこの接着剤がおすすめ

接着剤にもいろんな種類があるので、用途に合わせて使い分けるのがコツです。

つまみ細工でよく使うのは木工用ボンドです。

布と布を接着するのは得意ですが、表面がツルツルしているプラスチックや金属を接着するのは苦手です。

木工用ボンドの中でも、金属やプラスチックの接着が得意なものもあります。

色々な接着剤を試した末にたどり着いた、おすすめ接着剤が「2液性エポキシ樹脂接着剤」です。

布と金属の接着もがっちり固定できて、強い力で引っ張っても取れません。

アクセサリーの金具を接着するときには、必ずこれを使っています。

使うときの注意点

液体は有害なので、換気をしながら手袋をつけて作業しましょう。

接着剤が固まる前は、石油系の強烈な臭いがします。

どんなに強力な接着剤でも、これらの場合は取れやすくなってしまいます。

  • 接着面が汚れている
  • 接着面が小さい
  • 接着剤が少ない
ワンポイント

金具の接着面の汚れはきれいに拭き取ります。

イヤリングやピアスの金具は、丸皿が広いものを選びます

接着剤ははみ出さない程度にたっぷりと、まんべんなく伸ばして塗ります。

接着したら少なくとも5分は、接着している部分をしっかりと押さえます

つまみ細工のガクアジサイ完成

まるで花手水のような、水に浮かべられた紫陽花の華やかなブローチが完成しました!

まとめ

梅雨を彩るガクアジサイのブローチの作り方を紹介しました。

ビーズをテグスに通したり、13mmの布を折ったりかなーり細かい作業なので難しく感じると思います。

ですが、完成したら世界に一つだけの紫陽花のブローチです。

金具を帯留めにしても素敵だと思います。ぜひ紫陽花を身につけて梅雨の季節を楽しんでみてください

完成品は、minneで販売しています。ショップもぜひご覧ください。

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