こんにちは、ひいらぎです。
登山ブームの中、山ガールや山ボーイといった言葉ができました。
2009年頃の話なので、だいぶ昔ですが、今でも山ガールという言葉はよく聞きます。
登山はお金がかからない趣味やダイエット方法として紹介されていることが多く、これから登山を始めたい人も多くいると思います。
わたし自身、体力作りのために2021年から登山を始めました。
しかし、登山は甘くみていると危険です。
初心者が山に登った経験から、登山を始めるときに注意するべきことをまとめました。
山岳遭難者は、過去10年間では増加傾向
警察庁の山岳遭難者と水難者数の推移をみると、年間3000人程度で高止まりの状態ではあるけれど、過去10年を見ると増加傾向にあります。
警察庁は「遭難を防ぐには、的確な登山計画と万全な装備品の準備が必要」としています。
いきなり、遭難だなんて怖い…と思うかもしれませんが、
山に入ると方角も道もわからず不安になります。
そして、行くはずの登山ルートと違うルートを進んでいたなんてことが実際にありました。
だからこそ、山に行く前の準備がとっても大切です。
山に登る前の準備
【2週間〜1ヶ月前】自分の体力に見合った山選び
まず登山をしようと思ったときには、どの山に登るか決めます。
自分の体力に合った山を選ぶことをオススメします。
まずは低山と言われる、300m程度の山がいいでしょう。
わたしの初登山は、金華山(岐阜県)でした
【1週間前】登山に必要な道具を購入
初めに購入したのは、トレッキングシューズでした。きちんとした靴を購入しないと怪我の原因になります。
わたしは、スポーツ用品のヒマラヤに行き、試着して購入しました。
買うときのポイントは、厚手の靴下を履いて試着することです。
普通の靴下じゃダメなの?と思いますよね。
登山用の靴下は、足を保護する役割・足元を快適に保つ役割があります。
登山用の靴下は厚手のものが多いので、靴下と合わせて靴選びをすることが大切です。
続いてトレッキングウェアですが、初夏の時期から登山を始めたので新しく買うことはしませんでした。
低山トレッキングであれば、汗を素早く吸水・拡散してくれるスポーツウェアがオススメです。
わたしは、ユニクロのスポーツユーティリティウェア(長袖とレギンス)に合わせて、卓球用のショートパンツを着ています。
これから、秋になると寒くなってきます。
登山のウェア選びは、気候に合わせて体温調整できるように、重ね着するのが基本です。
まだ準備していないので、秋に向けてウェアを揃えていこうと思います。
他にも必要なものはありますが、登山を続けていきたいならば少しずつ買い揃えるのがいいと思います。
わたしが今後買う予定のもの一覧を載せておきます。
- トレッキングバッグ、ザック
- アウトドアジャケット(アウターレイヤー)
- フリース(ミドルレイヤー)
- ロングパンツ
- 雨具、レインウェア
- トレッキングポール
【前日】登山に必要な荷物を準備
靴とウェアが揃ったら、登山前日までに荷物の準備をします。
日帰り登山に必要なものはこちらです(ヒマラヤHPを参考にしました)。
わたし自身の備忘録としても書いておきます。
- 帽子またはハット
- 腕時計またはスマートウォッチ
- 携帯電話またはスマートフォン
- 水筒またはペットボトル飲料
- 行動食(ウィダーインゼリーがオススメ)
- 財布または小銭入れ
- タオル(2枚)
- 着替え(靴下、下着、アンダーウェア)
- コンパス(スマートウォッチに機能あり)
- ゴミ袋(大小2枚)
- ティッシュ/ウェットティッシュ
- 日焼け止め
- 熊鈴
- 常用薬
- 虫刺され薬、虫除け
【遭難予防】スマートフォンの登山アプリに地図をダウンロードしておく
これ結構重要です。道に迷ったときもアプリがアラームを鳴らしてルートから外れたことを教えてくれます。
わたしはヤマレコを使っています。無料で使えるので、ぜひダウンロードして山行計画を立ててみてください。
山は危険と感じたこと
しっかり準備をして、いざ出発!
意気揚々と山を登り始めましたが、怖いのはエネルギー不足です。
登山の消費エネルギーはいくつ
消費カロリーは以下の式で計算できます。
METsとは、安静時を1とした運動強度のことを言います。歩行は、3METsくらいです。
消費カロリー(kcal)=体重(kg)✖️運動強度(METs)✖️運動した時間(時間)✖️1.05
登山の運動強度は、6.5METsと言われているので
体重55kgの人が、片道30分(往復1時間)の登山をしたら……
55kg✖️6.5METs✖️1✖️1.05=およそ375kcal になります。
消費カロリーからもわかるように、登山はきつい運動になります。だからこそ、自分の体力に見合った山を選ばないと遭難する危険が高まります。
体力を消耗して足腰が弱っていると、足元を滑らせて転落なんてこともあり得ます。
水分摂取だけではダメ
登山途中の行動食をしっかりと取り、エネルギー不足にならないことが大切
エネルギー不足になり動けなくなった経験
600m級の山に登った時、行動食は持たずに水とスポーツドリンクだけでした。
山頂まで残り100mのところで、足が動かなくなるくらい疲れてしまいました。
幸い、相方がウィダーインゼリーを持っていたので分けてもらい、なんとか登り切ることができました。
行動食がなかったら、下山もできなかったかと思うと……本当に怖いです。
まとめ
登山を始める前の準備について書きました。
遭難しないためには、準備が大切です。
またエネルギー不足にならないために、登山中の行動食もしっかりと準備しましょう。
これから登山を始めたい人の役に立てると嬉しいです!
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