こんにちは、ひいらぎです。
自宅にあるハーブティがだいぶ湿気っていて、飲んでも美味しくなさそうだなぁと思っていた、ある日。
そうだ、ハーブティで布を染めよう!
と思いつきました。
思いついたはいいけれど、どうやって染めるの?
わからなかったので、染め方を調べて、材料を揃えて、とりあえずやってみました。
初めてでも、染まってくれました。
自宅で簡単にできる、布を染める方法として紹介します。
草木染めとは
草木染めや草木染は、合成染料を使った染色に対して、草木などの天然染料を使って染色することを言います。
天然染料であれば「草木染め」と表現するので、ハーブティを使った染色も草木染めのひとつでしょう。
このブログでは、ハーブティを使っているので「ハーブ染め」としたいと思います。
ハーブティで染めるハーブ染め
私自身、カフェインに弱いのでハーブティを好んで飲んでいます。毎日のように飲むのが、ルイボスティです。
他に、カモミールティやバタフライピー(チョウマメ)の入ったミントティなどが家にあります。
バタフライピー(チョウマメ)は、あまり馴染みのない方もいると思います。茶葉自体はあまり味や香りはしませんが、青色の色素が出るので、他の茶葉とブレンドして青いハーブティとして飲まれます。
ハーブ染めに必要なもの
初めてだったので、こちらの本を購入して参考にしました。
本の中では、ハイビスカスティを使ってピンク色に染めていました。
今回は、家にあるハーブティを使いました。
家にあったもの
ハーブティは、こちらの3つを使用しました。
- ルイボスティ
- カモミールティ
- ミントティ(バタフライピー入りのブレンド)
量は、それぞれ10g程度です。正確には計っていないので、大体の量です。
他の道具は、こちらです。
- 鍋(ステンレス製が良いそうです)
- 菜箸(使い古したものを使用しました、割り箸でも可)
- ボウル(プラスティック製でも、ステンレス製でも可)
- 計量カップ(お湯の量を測るもの)
- タイマー(あると便利)
購入したもの
家になかったので、買ってきたものはこちらです。
- 染めたい布(綿100%の白い布を買いました)
- 豆乳(200mlサイズ1本買いましたが、足りなかったです)
- 焼きミョウバン
今回、豆乳は200mlを購入しましたが、足りなかったです。布の量に合わせて、豆乳の量は調整が必要です。たくさん染めたいときは1000mlを買うといいと思います。
焼きミョウバンは、ナスの漬物を作るときに色が落ちないように使用するものです。スーパーの漬物の素や塩コーナーに行くと置いてあります。
草木染め・ハーブ染めの方法
染める工程を簡単に説明していきます。
- 布は一度洗濯する(あらかじめ洗濯した場合は、布を濡らしておく)
- 濡らした布を、水:豆乳=1:1の液体(布がひたひたになるくらいの量)に20分くらい漬ける
- 豆乳に漬けた布を干して乾かす(天気の良い日は、1時間くらいで乾く)
ここまでの作業は、天気の良い日に事前にやっておくとスムーズです
同じ日に一気にやるなら、午前中から始めないと1日終わります
豆乳に漬けて乾かす作業は、布が綿や麻といった植物繊維の場合に濃く染めるために必要な作業です
動物繊維の絹であれば、この作業は省略できます
- 鍋でハーブティを濃く煮出す(20分くらい)
- 豆乳漬け布を濡らして、鍋の中に入れる(布がひたひたになるくらいの量)
ハーブティを濃く煮出したからといって、めちゃくちゃ濃い色に染まるわけではないので、安心して濃く煮出してください
鍋で煮出している最中は、ハーブのいい香りに包まれて癒し効果があります
換気扇は回しましょう
- 布を入れて5分煮ます、5分経ったら火を止めて20分置きます(ときどき菜箸でかき混ぜるのを忘れずに)
- 布を鍋から取り出して、布を水でゆすぎます
- 布の量の20倍の水を沸かします
- 沸かしたお湯と、布の量の5%の量の焼きミョウバンをボウルに入れて溶かします
ミョウバンは完全に溶け切ると、白から透明になります
布100gに対して、水2000ml用意し、5gのミョウバンを溶かしました
布がゆらゆら揺れるくらいの量が、ムラなく染まる量の目安です
- ミョウバン液に布を入れて、20分漬けます(ときどき菜箸でかき混ぜるのを忘れずに)
- 布を取り出して、布を水でゆすぎます
- 軽く絞ってから、よく乾かします
染めた布を乾かしたところ、若干ですがハーブティの匂いが残っていました。気になる人は、一度洗濯するといいでしょう。
通常の洗濯と同じように、洗剤と柔軟剤を入れて一度洗濯をしましたが、あまり色落ちはしなかったです。
まとめ
自宅でできる簡単な布の染め方として、草木染めのひとつである「ハーブ染め」を紹介しました。
草木染めについて色々調べる中で、「これ!」と言ってはっきりと染め方が書いていないことが多かったです。
多少やり方や量が違っていても、布が染まることには染まると思います。
それが濃くなるのか、薄くなるのか。
やってみないとわからない部分であって、布を自分で染める楽しさでもあるなぁと感じました。
今回染めた布を使って、つまみ細工作品を作ろうと思います。
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