【母の日にプレゼント】つまみ細工で作るカーネションの作り方【ブローチやインテリアにアレンジ】

つまみ細工を作るコツ

こんにちは、ひいらぎです。

カーネーションは花びらの枚数が多く、つまみ細工で表現するのが難しい花のひとつです。

花びらのひらひらを表現するため、正絹羽二重(しょうけんはぶたえ)という、とても薄い絹布を使って作る作り方があります。

けれど正絹羽二重で作るのは、とっても難しい。

ちりめん生地を使った作り方もあるけど、アクセサリーやインテリアにするには和風になりすぎる

そこで、コットン布ボンドを使って作ることで、ファッションやインテリアに馴染むつまみ細工始めたばかりの方でも挑戦しやすい作り方を考えました。

つまみ細工の基本の剣つまみ、丸つまみを作ったことがある方を前提に書いていますが、説明不足なところもあるかと思います。

わからない点があれば、お気軽にお問合せやコメントください。

材料を買い集めるのが大変だと思うので、ネットショップでは材料が揃ったキットを販売します。

作り方は、こちらのブログ記事の作り方を案内予定です。

そして、ご要望がたくさんあった動画解説付きです。

インスタグラムで投稿したリール動画に、さらに説明を加えた9分間の動画になっています。

何度も繰り返しご覧いただけて、好きなところで動画を止めて、動画を見ながら作ることができます。

キットを購入していただいた方限定で、YouTubeのリンクをご案内します。

・動画で作り方を観たい!

・材料を揃えるのは大変だけど、作ってみたいわ

という方におすすめです。

つまみ細工のカーネーションの完成品はこんな感じになります。

小瓶に挿すとオシャレなインテリアに。

それでは、つまみ細工のカーネーションの作り方コツを押さえつつ解説していきます。

作るために必要な材料

まず、カーネーションの材料はこちら。

  • 綿ローン布 赤色(花びら用:3cm6枚、2.5cm3枚、2cm3枚、土台用:3cm1枚)
  • 綿ローン布 緑色(葉っぱ用:2cm2枚、ガク用:2cm4枚、1cm4枚)
  • 地巻きワイヤー 緑 太さ#24(なければ#22でも可、茎が少し太くなります)15cm1本、10cm2本
  • 紙粘土
  • 発泡スチロール球 直径12mmの半球
  • 刺繍糸 緑色 30cm
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上の材料は、ネットショップで購入できるキットに揃っています。

他に作るために必要なものがこちら。

つまみ細工作りの必需品になるので、持っていない方は準備してみてください

  • 精密ピンセット(つまみっこや消毒用のピンセットでは作れないです)
  • 木工用ボンド(速乾性がおすすめ)
  • ボンドを出すようのカップ(私はシリコン製のお弁当カップを使い回しています)
  • つまようじ
  • 濡らした手拭い(手についたボンドを拭き取る用)
  • 平やっとこ(ワイヤーを曲げる道具)
  • ニッパー(ワイヤーを切る道具)
  • 目打ち(土台などにワイヤーを通す穴を開けるために必要)
  • 手芸用ハサミ(布が切れるもの)
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つまみ細工に使う道具は、100円ショップで購入できるものもあるので探してみてください。

ちなみに、目打ちは100円ショップのものを使っていますが全然問題なく使えています。

それでは、6ステップで順番に作っていきましょう。

作るのにかかる時間は、乾燥時間を含めておよそ1日と3時間です。

①土台を作る」を、花びらを作る前日までに行うとスムーズに進みます。

キットには完成した土台が入っているので、キットを購入された方は「②ガクを作る」からスタートしてください。

①カーネーションの土台を作る

まずは土台作りから。

基本は、発泡スチロールにワイヤーがついた土台ですが

カーネーションの細長いガクの部分を表現するため、紙粘土を使って土台を作りました。

紙粘土を乾かすために一晩必要なので、花を作る前日までに紙粘土で軸だけ作っておくとよいです。

紙粘土で軸を作る

紙粘土を取り、グリーンピースくらいの大きさに丸めます。

大きさは大体ですが、横5mm・縦1cmくらい。やや先細りな形にします。

人参のような形ですね。

縦に真っ直ぐとワイヤーを通して、穴を開けます。ワイヤーは抜いておきます。

半日〜1日置いて乾かします。

発泡スチロールの半球にワイヤーを通す

12mmの発泡スチロール球を半分にします。

綿ローン布の赤色3cmの中央に、発泡スチロール球をボンドで貼り付けます。

しゅうまいを包むように、発泡スチロールの半球に布を貼り合わせ

余った布をハサミで切ります。余った布はあとで使うので取っておきましょう。

ボンドが乾く前に、指でしっかりと貼り合わせて整えます。

目打ちを使い、布を貼った発泡スチロールの半球のど真ん中に穴を開けます。

15cmの地巻きワイヤーの先端を曲げて、わを作ります。

わが上になるように発泡スチロールの半球を通します。

ワイヤーのわの部分にボンドを塗り、余った赤い布を上から貼り付けてワイヤーが見えないようにします。

軸と土台を合体させる

紙粘土はボンドで簡単に貼り合わせられます。

軸を先ほど作った土台に通して、発泡スチロールの土台とボンドで貼り合わせます。

これで、カーネーションの土台が完成。

まるでキノコのようなので、「キノコ土台」と呼んでます。

②カーネーションのガクを作る

作る順番的には、ガクと葉っぱの丸つまみと剣つまみはボンドが乾いてから裏返すので

ボンドが乾くのを待つ間に花びらを作り、その後ガクと葉っぱを裏返すとスムーズに作れます。

丸つまみを裏返す

綿ローン布の緑色2cm4枚で、基本の丸つまみを作ります。

足の部分を1/3カットします。

カットした面にボンドを薄く伸ばして、足を閉じます。

しっかり接着しましょう。

ボンドが乾いたら、背の部分にピンセットを入れて

中央が広がるので、広がった部分を指で押さえておきます。

ピンセットを使い、右上・左上の2か所を手首を返すようにして裏返します。

剣つまみを裏返す

綿ローン布の緑色1cm4枚で、基本の剣つまみを作ります。

足の部分は1mmほどカットして整えます。

カットした面にボンドを薄く伸ばして、足を閉じます。

しっかりと接着します。

ボンドが乾いたら、真ん中をピンセットで広げるようにします。

広がった部分を指で押さえて、ピンセットを使い手首を返すようにして反対側に裏返します。

小さいのでひっくり返しにくいと思いますが、ピンセットで反対側から押して形を整えてみてください。

③葉っぱを作る

葉っぱを作ります。

剣つまみを裏返す

綿ローン布の緑色2cm2枚で、基本の剣つまみを作ります。

足の部分を1/2カットします。

カットした面にボンドを薄く伸ばして、足を閉じます。

しっかりと接着します。

ボンドが乾いたら、真ん中をピンセットで広げるようにします。

広がった部分を指で押さえて、ピンセットを使い手首を返すようにして反対側に裏返します。

ワイヤーと葉っぱをつける

剣つまみを裏返して作った葉っぱ2つに、地巻きワイヤー10cmをそれぞれつけます。

凹んでいる方にボンドを塗り、ワイヤーをつけてしっかりと押さえます。

乾くまでクリップで止めておいてもよいです。

ボンドが乾いたら、平やっとこを使いワイヤーを曲げます。

角度はお好みで。だいたい45度くらい曲げています。

同じものを2つ作りましょう。

④カーネーションの花びらを作る

花びらを作ります。

ひだつまみという、ヒラヒラした花びらを作ります。

ピンセットの扱いに慣れていないと、少し難しく感じるかもしれません。ですが、練習していくと上手く作れるようになりますよ。

キットには練習用の布が入っているので、一度練習してみてください。もし失敗しても予備の布として使えます。

ひだつまみの折り方

綿ローン布の赤色3cm6枚、2.5cm3枚、2cm3枚を折ります。

全部で12枚、頑張りましょう!

正方形のひとつの角を上にするように持ち、角を繋いだ横の線に沿ってボンドをちょんちょんとつけます。

指でボンドを馴染ませてから、ピンセットで横に挟み

下の三角を上に向かって折ります。

ピンセットを抜いて、指やピンセットについたボンドは濡れた手拭いで拭き取ります。

わが縦になるように向きを変え、またピンセットで横に挟み、下の三角を上に向かって折ります。

上下を入れ替えるように向きを変えて、できたわが上にくるように持ちます。

ピンセットで真っ直ぐ挟んで、布とピンセットが並行になるようにします。

下から広げるように、布を上に向かって折ります。

指でしっかりと布を持ち、ピンセットを優しく抜きます。

布の高さが同じになるように、ピンセットで挟み

今度は上から下に向かって広げるように折ります。

ピンセットを優しく抜いて、またピンセットで挟みます。

下から上に広げるように折ります。

もう一度下に折り、ピンセットでしっかりと挟みます。

ヒラヒラの間につまようじを使いボンドをつけます。

表と裏にも、左右の布の端っこにもちょんちょんとボンドをつけます。

布の真ん中をしっかりと押さえて持ち、ピンセットを外します。

左右の布の端は、三角形を作るようにピンセットで折り、親指と人差し指を使って一緒にしっかりと押さえます。

30秒ほど持ったままにし、少しボンドが乾いてきたらしっかりと押さえていた指を緩めます。

ピンセットや指を使い、ヒラヒラを広げて形を整えます。

扇のような形になればOKです。ボンドが乾くまでクリップで止めておいてもいいでしょう。

ボンドが乾いたら、花びらの先にハサミを入れてギザギザにします。

だいたい1mm間隔で、1〜2mmほどハサミで切ります。

花びらがギザギザにできたら、花びらの根元から横に真っ直ぐハサミを入れて余分な布を切ります。

余分な布はあとで使うので、捨てずに取っておきましょう。

これで花びらが完成。

⑤花びらとガクを土台につけて花を咲かせる

まずは、花びらを土台につけていきます。全部で4段あります。

キノコ土台のキノコ部分の下から貼ります。

1段目、3cmで折った一番大きい花びらを3枚均等になるようにボンドで貼り付けます。

花びらの足がしっかりと土台とひっつくように、花びらは広げて貼ります。

土台と花びらの両方にボンドを塗っておくと、しっかりとひっつきますよ。

2段目、3cmで折った一番大きい花びらの残り3枚を1段目の間になるように貼ります。

花びらと花びらは密着するように、ピンセットでしっかりと押さえます。

横の花びらと重なるので、花びらの足部分は内側を向くようにピンセットで整えます。

3段目、2.5cmで折った花びらを2段目の間になるように貼ります。

花びらの根元を特に、しっかりとピンセットで押さえてひっつけます。

4段目、2cmで折った花びらを3段目の間になるように貼ります。

真ん中で渦を巻くようにしたいので、横の花びらの裏に花びらの足を入れるようにします。

なるべく花びらの根元をピンセットで押さえるようにして、形を整えます。

次にガクをつけていきます。

②で作った丸つまみ裏返しの凹んでいる方にボンドをつけます。

花びらの余分な部分にもボンドをつけて、凹んでいるところにつけます。

ボンドが乾かないうちに、キノコ土台の軸の部分にガクを丸い方を上にして貼り付けます。

ピンセットでしっかりと押さえます。

速乾性ボンドなら、だいたい30秒ほどでひっついてくれます。

対称の位置になるように、4枚貼ります。

ガクの下の部分に、剣つまみ裏返しをボンドで貼りつけます。

ひっつくように指で軽く押さえれば花の出来上がり。

⑥花と葉っぱを組み上げる

できた葉っぱと花を組み合わせて、一輪のカーネーションにします。

ワイヤーを切り揃える

ニッパーを使い、ワイヤーを好きな長さに切り揃えます。

アレンジによって長さが変わると思いますが、一輪挿しにするなら12cmくらいが小瓶に挿してちょうどいい長さになると思います。

葉っぱの位置はお好みで調整してみてください。

刺繍糸を巻いていく

茎の下から巻きます。

刺繍糸は3cmほど残して、ワイヤーにボンドを塗って、上に向かって巻いていきます。

ガクの根元まで来たら、少しガクと重なるように巻きます。

葉っぱからガクの間の刺繍糸の上からボンドを塗り、葉っぱまで下に巻いていきます。

葉っぱまで来たら刺繍糸を切り、端にボンドを少しつけて

葉っぱの間に切れ端を入れるようにして切れ端を隠します。

茎の下側の刺繍糸を巻いて、端にはボンドをつけて指で馴染ませます。

つまみ細工のカーネーションが完成!!

カーネーション一輪完成しました。

アレンジの方法

カーネーションの長さは10cmほどにし、刺繍糸(別で用意する)でブローチピンを巻いてブローチに。

カーネーションを3本束ねて、リボンを結びブーケに。額に入れてインテリアに。

もっとたくさんカーネーションを作れば、花瓶やカゴに飾ってフラワーアレンジも作れちゃいます。

フラワーアレンジにするときは、刺繍糸を巻かずにワイヤーのままスポンジに挿してアレンジしましょう。

まとめ

つまみ細工で作る、カーネーションの作り方を解説しました。

コットン布とボンドを使った初心者でも挑戦しやすい作り方で、ネットショップで販売予定のキットを購入すればすぐ作り始めることができます

母の日に、布からできた枯れない水やりもいらない心がこもった手作りのお花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

アクセサリーにも、インテリアにもアレンジできますので、ぜひお気に入りの一つを作ってみてください。

文章と写真での説明でわかりにくい点もあるかと思います。

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