こんにちは、ひいらぎです。
つい先日、初めて知ったことがあります。それは「つまみ細工の日」です。
つまみ細工をされているハンドメイド作家さんも知らない方が多かったようです。
インターネットで調べてみても詳しくまとめられているサイトが見当たらなかったので、わたしが調べた情報をまとめさせていただきました。
つまみ細工のことをもっと知りたい方に、ぜひ読んでいただきたいです。
つまみ細工の歴史
「つまみ細工の日」について触れる前に、つまみ細工の歴史について少しお話します。
つまみ細工の歴史は、こちらのサイトに詳しく書かれています。引用して掲載させていただきます。
つまみ細工は200年以上続く伝統工芸ですが、師弟間での技術の伝承が主であったために、現在書物として残っているものは殆どありません。そのため、残念ながらつまみ細工の正しい歴史や技術が伝わっておらず、伝統的な技法が廃れていたり、その起源等について誤った情報が広まったりしています。
https://jp.tsumami-kanzashi.com
つまみ細工は、200年以上も続く伝統工芸であることに驚きました。しかし、正しい歴史や技術が伝えられていないのが現状のようです。
天明5年(1785年) 京都の康照卿という人が、とにかく手芸熱心で奥さんの古着を裁断し、箸の先を細く削って「丸つまみ」「角つまみ」の折り方を考案しました。手の甲に糊を伸ばして、丸つまみでくす玉のかんざしを作ったのがそもそもの始まりと言われています。
https://jp.tsumami-kanzashi.com
京都がつまみ細工発祥の地なのですね。
つまみ細工といえば、東京都指定の伝統工芸のイメージがあります。
東京都に指定されているのは、「江戸つまみ簪(かんざし)」です。
東京都伝統工芸士会のホームページには、このように書かれています。
[簪」は「髪刺し」に由来するともいわれます。古代においては、先のとがった細い棒に呪力が宿ると信じられ、髪に一本の細い髪刺しを挿すことによって魔を払うことができると考えられていました。
今日でいう「簪」はこの「髪刺し」ではなく、江戸時代の初めに、京都で作られていた花びら簪の一つの技法が、江戸に伝わって発達したのが起こりといわれています。
薄地の布を正方形に小さく切り、 これを摘まんで折りたたみ、組合わせることにより、花や鳥の文様を作る「つまみ細工」のことです。
https://www.dentoukougei.jp/tokyo/13.html
京都で発祥したつまみ細工が、江戸時代に江戸に伝えられて発展したのが「江戸つまみ簪(かんざし)」ということになります。
現在、つまみ簪のほとんどが東京で作られているようです。
つまみ細工の日は、いつどこで制定された?
2016年7月3日に、東京都台東区にある浅草神社にて制定されました。
つまみ細工の日を制定したのは誰?
浅草神社の宮司と一凛堂の前オーナーが制定したそうです。
一凛堂は、東京都台東区にある「つまみ細工専門店」です。かんざし製品やキットなどを販売しています。齋藤さんは、一凛堂の現オーナーであり、一般社団法人つまみ細工協会の理事も務めていらっしゃいます。
どうして7月3日が「つまみ細工の日」なの?
「7」は布をつまむピンセット、「3」はつまみ細工の花びらを表しているそうです。
伝統工芸であるつまみ細工の更なる発展と継承、そしてつまみ細工に関わる方々の弥栄を願い、毎年7月3日に浅草神社にて祈願しています。
まとめ
「つまみ細工の日」は、7月3日です。
つまみ細工の更なる発展と作り手の弥栄を願って制定されました。
わたしの作っているつまみ細工の作品は、伝統工芸の技術を正しく使っているわけではありません。ですが、正しい歴史や技術について知った上で、つまみ細工の魅力を伝えていけたらいいなと思います。
そして、いずれきちんと伝統工芸つまみ細工を学んでみたいと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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