半くすって難しい!半くすのつまみ細工を上手く作るコツ

つまみ細工を作るコツ

こんにちは、ひいらぎです。

つまみ細工を始めてから、難しいなと思うことがたくさんありました。

その中でも、断トツで難しいと思うのは「半くす」です。

今回は、半くすについての話と上手く作るコツを紹介します。

ここだけの話

以前、ウェディングの髪飾りを作った記事で半くすについて少し触れています。

この記事、思った以上に読んでいただいていまして。ありがとうこざいます!

半くすの剣つまみ、半くすの丸つまみで花を作る際は、こちらの記事が参考になると思います。

今回はその記事をブラッシュアップして、半くすを作るときの悩みを解消できたらいいなと思います。

半くすとは

半くすとは、発泡スチロール球を半分にしたものに、布を貼りつけて作った土台のことを言います。

球状のものをカッターで切って使ったり、つまみ細工用のものだと既に半球として販売しているものもあります。

発泡スチロール球のことを、スチ球スチボールと呼ぶこともあります。

どれも一緒のことを言っていますが、同じ商品でも呼び方がいくつもあるのはややこしいですね。

半くすに花をのせていくと、ボリュームがあって立体的な髪飾りを作ることができます。また、花びらの数も多くなるので豪華な感じに見えます。

半くすが難しい理由

髪飾りを作るときに、半くすの花は豪華になるのでぜひ作って欲しいのですが・・・作るの結構難しいんですよね。

その理由がこちらです。

  1. 頂点を取るのが難しい
  2. バランスを見ながら、花びらを葺くのが難しい
  3. 花の枚数が多くて作るのが大変

どうにか解決できないかと思っていたところ、画期的な道具を見つけました!

なので、今回はそれを紹介していきます。

半くすを上手く作るコツ

1.半くすの頂点を正確に取る

半くすの出来上がりの良さを決めると言っても過言ではない、頂点を正確に取れるかどうか。

発泡スチロールを布で包んでしまうと、半くすの頂点がわかりにくくなるんですよね。

何となく勘で始めてしまうと、最後の段になってズレてた!なんてことがよくあります。

そんな悩みを解決してくれる道具がありました!

雪うさぎさん考案の半くす葺き台です。詳しくは、リンクをご覧ください。

3Dプリンターで出力したプラスチック製品で、底面に溝があります。

溝に糸や輪ゴムをかけて、半球の頂点を割り出します。

花びらを葺くときに糸は邪魔になってしまうので、割り出した頂点にまち針を刺しておきます。

頂点から花びらを葺いていくと、バランスよくまとまります。

この商品のいいところは、頂点を割り出せるだけではありません。

両面テープで半くす葺き台に半くすを固定すれば、半くす葺き台を持って作業できるので花びらが葺きやすくなります。

雪うさぎさんは、他にもつまみ細工作りに便利なアプリケーターを開発されているので、よかったらminneをご覧ください。

2.バランスを見ながら花びらを葺く

「バランスを取れるようになるには、練習あるのみ!」と言ってしまったら元も子もないので、葺くときにうまくバランスを取るポイントをお伝えします。

①対称となる位置から葺いていく

②ちりめん布で作る

①対称となる位置から葺いていく

花びらを葺くときの順を時計で表すと、

0時に花を葺いたら、次は6時の方向に葺きます。

3時に花を葺いたら、次は9時の方向に葺きます。

といった具合に、対称の位置に置いていくことでバランスを取りやすくなります。

②ちりめん布で作る

半くすを作っていてわたし自身が感じた個人的なことになります。

布の性質によって、つまみ細工は作りやすさが変わってきます。

人によって合う合わないもあると思いますが、個人的にはちりめん布が一番作りやすいと思います。

つまみ細工で扱いやすい布の個人的ランキング

ちりめん布(一越ちりめん)他のちりめん布コットン(ローン布)正絹羽二重

特に一越ちりめんは、しぼ(縦糸と横糸のちぢれ)が細かくて布が柔らかいので、つまみやすく形が整いやすいので初心者向けの生地だと思います。

一方、正絹羽二重は光沢がある布で美しいつまみ細工が作れますが、糊をつけた後に形を整えるのに苦労します。布が薄いので形が崩れやすい上に高価なので、練習中の初心者さんには難しく感じると思います。

3.花のサイズと枚数を調整する

半くすで花を作ろうと思うと、花びらの枚数が必要になってくるので作るのに時間がかかります。

なるべく少ない枚数で少ない段で作れば、失敗は少なくなるんじゃないか。

一方で、ボリュームに欠けてしまい華やかに見えなくなってしまうんじゃないか。

そう思い、少し実験してみました。

どちらも3cmの半くすで作りました。花びらの段数と枚数は、画像内の通りです。生地は、コットン(ローン布)を使用しています。

布の大きさが大きいと、花びらの枚数は少なくてすみます。花びらひとつひとつが大きく、ボリュームがあるので華やかに見えます。

布の大きさを小さくすると、必要な段数と枚数が多くなりますが、密度があるためか綺麗に見えます。

結論

布のサイズ関係なく、半くすの花は可愛い!

花びらのサイズは、好みもあると思います。

慣れていないうちは、布のサイズが大きい方が作りやすいと思います。

うまく作れるようになったら、小さい布のサイズに挑戦してみてもいいかもしれません。

半くす土台のサイズに対して

−1cm角の布で作るのがおすすめです。

4.少しの手間で変わる仕上がり

今から、すごく細かいポイントを言います。

半くす土台に花びらを葺くときに、花びらの先端を1mmカットしてから葺く。

この作業をするか、しないかで見た目の綺麗さが変わってきます。

やるかやらないかで綺麗さが変わるんだったら、時間や手間を惜しんでやった方がいいと個人的には思います。

よく見ないとわからない違いかもしれませんが、試してみてください。

まとめ

半くすを上手く作るコツについて紹介しました。

便利な道具を使ったり、ポイントを押さえれば綺麗な半くすの花を作ることができます。

ぜひ参考にしてみて、素敵な髪飾りを作ってみてください。

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