つまみ細工の花びらは、土台からはみ出ても大丈夫なの?

つまみ細工を作るコツ

こんにちは、ひいらぎです。

初めて丸つまみを作ったとき「土台から花びらの足がはみ出ているけど、大丈夫?」と思いました。

はみ出ているのが気になって、自分用に作ったときは土台からはみ出ないように作りました。

しかし、つまみ細工の本の通りに作ると、いつも花びらの足は出てしまいます。

さて、花びらの足は出ない方がいいのか、出るのが正解なのか。

土台と花びらの関係について書きました。

この記事を読むとわかること
  • つまみ細工の土台の大きさの決め方
  • いつでも対応できる土台の作り方

どんな布の大きさでも・端切りしても対応できる土台の作り方を書きましたので、丸つまみ・剣つまみを作るときの参考にしてみてください。

つまみ細工の本を見ないで、オリジナルのつまみ細工を作りたい人にも役立つ内容だと思います。

土台から花びらがはみ出るのが気になる

余談ですが、つまみ細工の土台のことをなんて呼んでいますか?

「めんこ」「台紙」「ふき台」「おちりん」他にありましたら、コメント欄から教えてください。

わたしは髪飾りに仕立てるワイヤー付きの土台を「おちりん」、それ以外は「土台」って呼んでます。

さて、本題に入ります。

つまみ細工の本の通りに丸つまみを作りましたが、土台から花びらがはみ出てしまうのがなんだが不恰好に感じてしまい・・・。

土台と花びらがピッタリになるように髪飾りを作りました。そのときの写真がこちら。

ちりめんと金らんで作ったUピン髪飾り
髪飾りを着けた様子

親族の結婚式に着物を着たので、髪飾りとして着けたのですが・・・。

花だけでなく土台が見えてしまっているの、わかりますか?

髪につけると土台が目立ち、ちょっとカッコ悪いかも……と思いました。

基本の土台の大きさ

とあるつまみ細工の本に、つまみ細工の土台の基本の大きさが書いてありました。

花びらの布から「-5mm」の直径の円。端切りする場合は、この通りではない。

ということは、3cm角の布なら直径2.5cmの円、2cm角の布なら直径1.5cmの円ということになりますね。

でも端切りしたときの土台の大きさの決め方が書いてありません。どうしたらいいの?

端切りしたときの土台は何cmになる?

端切りとは、花びらの足を斜めにカットする作り方です。

端切りについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

端切りをすると、端切りする前より花びらの足は長くなります。

なので、基本と同じ大きさの土台ですと、花びらの足が多くはみ出てしまいます。

いつでも対応できる、土台の大きさを決める方法

端切りしない場合でも、端切りした場合でも対応できる土台の作り方を考えました。

この方法なら、つまみ細工の本を見ないでオリジナルのつまみ細工を作りたい人にも役立つと思います。

  1. 布をカットし、丸つまみ、または剣つまみの花びらを作る。
  2. (端切りする場合は、端切りしたあと)花びらの足にコンパスを当てて、花びらの足より2mm短くなるように長さを合わせる。
  3. 合わせた長さで厚紙に円を書く。
  4. ハサミで円を切り出す。このとき、線の内側を切るようにする。
丸つまみの花びらの足に、コンパスを当てて長さを合わせている様子

比べてみると違いがわかりやすいかと思うので、左から順に「花びらと同じ大きさ」「ひいらぎ流の大きさ」「基本の大きさ」で丸つまみを作りました。布の大きさは、2cm角です。

土台の大きさを比較
上から見た様子。

上から見ると、あまり違いはありません。

裏から見てみましょう。

裏から見た様子。

花びらの足のはみ出し具合が違います。

足がはみ出る部分には、あまりボンドをつけないようにするとはみ出していても綺麗に見えます。

横から見てみましょう。

横から見た様子。

横から見ると、土台の見え方が全然違いますね。

土台なしでつまみ細工を作る方法

土台なしでつまみ細工を作る方法もあります。

プラスチック下敷きやクリアファイルを切ったものに直接葺いていきます。

プラスチック下敷きに直接葺いたバラ

ボンドが完全に乾くとペロンと取ることができるので、土台がない花の完成です。

透かしパーツの上に貼り付けてアクセサリーにします

わたしの場合、アクセサリーを作るときにこの方法で花を作り、透かしパーツやレジン枠に貼り付けています。

この方法で綺麗に作るには、ボンドをつけすぎないこと・完全に乾かすために1日置くことがコツです。

まとめ

花びらの足は出ない方がいいのか、出るのが正解なのか。

その答えは、ありません。

花びらの足が出るのが不恰好と思うなら、布と同じ大きさの土台で作ればよいと思います。

土台が見えるのが不恰好と思うなら、基本の作り方で土台を作ればよいと思います。

つまみ細工の世界には、◯◯流がたくさんあります。

元々は口伝(くでん)で伝わってきた伝統文化なので、人の数だけ作り方があると思っています。

なので、あまり「こう作る!」とこだわらずに、作っているうちにだんだんと綺麗な作り方がわかってきて上手に作れるようになるのかなと思います。

今後も、わたしなりの上手に作る方法を記事にしていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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